神戸酒心館

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婦人公論に神戸酒心館が掲載されました

神戸酒心館

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●神戸市東灘区 夜のアート
夜、白い壁に何かが浮かんでいた。パッと見にはよくわからない。しかし、じっと見ていると、「ああ、なるほど」と納得した。
「絵」ではない。壁に取り付けられた薄い羽根状の金属板が上からのライトに照らされ、「影絵」を作っているのだ。
神戸市東灘区御影塚町の「神戸酒心館」の酒蔵に2001年、設置された。イタリアの現代美術家、ファブリツィオ・コルネーリさんの作品「神戸のかがやき」。光に向かって掲げられた手には、阪神大震災からの復興と神戸の繁栄の願いが込められているという。
このあたりも被害が大きく、灘の酒で知られる酒蔵や家屋が軒並み、倒壊した。
「夜だけ見ることができるパブリックアートなんて楽しいでしょう?」。企画した現代美術ギャラリー「夢創館」(神戸市灘区)の中西路留さんは話す。
復興が進んだ街角で、ちょっとした異空間を楽しんだ。
(「婦人公論」2008年12月22日 合併特大号)