神戸酒心館

新着情報

アースデイ(4.22)とカーボンゼロの「福寿」

神戸酒心館SDGsへの取り組み

_MG_0483

毎年4月22日はアースデイ(地球の日)と定められています。1970年から始まった地球環境について考えるイベントは190か国以上、10億人以上の人々が参加するものとして知られています。
現在における地球環境問題のひとつが二酸化炭素排出などによる地球温暖化です。持続可能な酒造りを目指す当社にとっても切実で大きな問題であり、脱炭素社会の実現は当社の重点分野のひとつです。

酒造りに必要な原料の一つが「米」です。地球温暖化による気候変動により、日本酒の原材料となる高品質な酒米の調達が危ぶまれています。私たちにとって、高品質な酒米を、大量に、安定的に、長期的に調達できるかどうかは、事業継続の生命線となります。
当社では気候変動が事業に与える影響を踏まえ、気候変動対策への検討を重ねてきました。

酒造りには、さまざまなエネルギーを使用する工程があります。多くの酒蔵では、お米を蒸す工程ではガスや重油を使用します。また、酒造りに重要な工程となる温度管理では電力を使用します。
当社では、酒造りに欠かせない工程で使用するエネルギー全てを大きく見直しました。

燃料の燃焼による温室効果ガスの直接排出(スコープ1)をガスから「カーボンニュートラルな都市ガス」に、また電気の使用による温室効果ガスの間接排出(スコープ2)を水力発電由来の「100%再生可能な電力エネルギー」に昨年より転換しました。
この転換によって、日本酒製造における二酸化炭素(CO₂)排出ネット・ゼロ(カーボンゼロ)を達成しました。
昨年10月に発売された世界初となるカーボンゼロの日本酒が「福寿 純米酒 エコゼロ」です。昨年秋から醸造した当社のお酒は二酸化炭素(CO₂)排出ネット・ゼロ(カーボンゼロ)の環境で行われていることから、すべてが「カーボンゼロの日本酒」となります。

当社ではこれにとどまらず、今後はスコープ3(自社以外の「サプライチェーン」における排出)も視野に、2050 年までにバリューチェーン全体の二酸化炭素 (CO2) 排出量ネットゼロを掲げ、脱炭素社会の構築に向けて取り組んでまいります。

_MG_1340

sss

IMG_2470s