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酒心館チャンネル 005_料理と楽しむお酒、ワインと日本酒/酸味と香りが重要

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こんにちは。
今日は日本酒と楽しむ料理についてお話ししましょう。

皆さんは日本酒と料理を様々な機会に楽しんでいると思います。「私はワインも好きだ」という人もたくさんいるでしょう。
日本酒はワインと同じく料理の味を一層豊かにし、美味しくしてくれる飲み物です。
ワインと同様、日本酒も個性が豊かなため、いろいろと銘柄を選ぶ楽しみがあります。
この料理にはこのワインを、この料理にはこんな日本酒を飲んでみよう、という具合に「選ぶ」楽しみがあるわけです。

料理と飲み物を一緒に楽しむ際、重要な要素は「香り」と「酸味」です。飲み物にこれらの個性が強くありすぎると、料理の味が判らなくなります。
これらの特性をよく理解し、料理と飲み物を合わせてみましょう。その食事はより一層美味しく、また楽しくなるはずです。
ワインにはとても豊かな「香り」と「酸味」があります。香りと酸味が豊かなワインによって、食事がいっそう華やかになります。
しかし相性が良くないと「飲みにくい」、「美味しくない」と感じることもあるでしょう。
書籍などで特定の料理とワインの相性が紹介されています。これらの情報を上手く用いることで楽しい食事が演出できます。

では日本酒はどうでしょう。
日本酒はワインと比べて「香り」と「酸味」がとても穏やかです。
穏やかであるということは、一見するとマイナスのイメージです。しかし「穏やかである」という特性は「様々な料理に合わせやすい」というプラス面もあるのです。
料理とワインとの組み合わせは「点と点の組み合わせ」に例えられることがあります。点と点が合わさると素晴らしい組み合わせとなりますが、合わさらなければ悪い相性になりかねません。
ワインとは異なり、日本酒の場合は料理の点を「面」で受け止めます。
日本酒が様々な風味と相性がよく、守備範囲が広いのは「旨み」と呼ばれる特別な味わいを持っているおかげです。「旨味」は料理の味をいっそう豊かにし、美味しくしてくれます。
旨味を持つ日本酒は香りと酸味の穏やかさ併せ持っています。

これらの特性のおかげで、日本酒は様々な料理と相性がよいのです。

*字幕付きでご覧いただけます(日本語・英語)