神戸酒心館

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必見、日本酒ほろ酔い健康法!

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 おいしく、正しく、うつくしく。元気の秘訣は、この一杯にあり。
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発行:日本酒造組合中央会
監修:滝澤行雄(医学博士・秋田大学名誉教授)
◎復活の一杯。
毎日の晩酌が楽しみ、という人に、長寿な方が多いのはなぜでしょう。昔から「百薬の長」といわれてきた日本酒。そのメカニズムが、ここ最近解明されつつあります。適度な飲酒は、心臓病やガン、骨粗鬆症、老化・痴呆などの発症リスクを下げるというデータが、世界の疫学的研究で次々に発表されています。健康を維持するだけではない、積極的に元気を応援してくれる、日本酒。あなたの心身をよみがえらせる、一杯の効果を知ってください。
◎アミノ酸 あれこれ買うより 日本酒飲もう
私たちの身体に必要なアミノ酸。お酒の中でも特に多くのアミノ酸を含むのが、日本酒です。日本酒に含まれるアミノ酸は、胃を丈夫にして、食欲を増進してくれます。また、動脈硬化、心筋梗塞、肝硬変や健忘症など、多くの生活習慣病の予防に有効だということも解明されてきています。サプリメントを飲むのもよいけれど、家にある日本酒をちょっと思い出してください。ほろ酔い気分で、アミノ酸の恩恵に預かる。これこそ、一石二鳥の健康法ですね。
◎血管も ほろ酔いついでに 若返り
日本酒を飲んで頬がほんのり染まってきたら、それは、血行がよくなっているというサインです。日本酒は毛細血管の働きを活性化させて、血液を流れやすくします。また、日本酒に含まれる成分は、悪玉コレステロールが酸化するのを防ぎ、善玉コレステロールを増やすというデータも報告されています。長寿の秘訣とは、いつまでも血管を若々しく保つようにすること。しなやかで、ハリのある血管でいるために、日本酒は有効なのですね。
◎そのお腹 お酒じゃないよ つまみだよ
日本酒を飲むと太るという声がありますが、これは食べもののせいといわなければなりません。問題なのは、総摂取カロリー。まず大切なのは、食べ過ぎ、飲み過ぎに注意すること。また、おつまみは高カロリーのものを避け、さっぱりとしたタンパク質食品や野菜、海藻類などがおすすめです。そして、食べ方もひと工夫。揚げ物、煮物、酢の物などいろいろな料理をバランスよく食べるのがコツです。お酒とおつまみの関係、おいしく、正しく楽しみたいですね。
◎合いの手に 水をさすのは 酔い上手
日本酒の合間に水をさすのは、正しい飲み方です。といっても、水で割るということではありません。日本酒のグラスの横においしい水を用意して、ときどき飲んでください。深酔いを防ぐ上に、日本酒をよりおいしく味わえます。また、すべての基本は、適量を守るということ。この基本を守ってこそ、日本酒も本来の健康効果を発揮できます。さて、その適量ですが、一般的には一日二合といわれています。これをひとつの目安にして自分の適量を知り、爽やかに酔いたいものですね。
◎恋をして 飲んでつければ あらきれい
きれいになるために、もっと活用してほしいのが日本酒です。まずは、飲んで内側からきれいになりましょう。日本酒に含まれるアミノ酸が肌をしっとりとさせ、つやとしなやかさを与えます。また、血液循環がよくなるので、女性に多い冷え性や肩こりに効果があるのもうれしいですね。さらに、顔や身体全体にたっぷりとつけて、外側からも保湿します。そして最後にもうひとつ。お風呂に日本酒を入れることによって、リラックス効果を高めます。恋をするのもいいけれど、いつもの毎日に日本酒をプラスしてみては。鏡を見るのが楽しみになるかもしれません。
◎一杯で ストレス半分 楽しさ倍増
ストレス解消を期待するなら、日本酒をゆっくり飲むことをおすすめします。日本酒は、緊張によって収縮した血管を拡げ、血液が流れやすい状況をつくります。また、毛細血管の働きを活性化させ、マッサージと同じように筋肉のこりをほぐす効果もあります。その日の疲労は、その日のうちに解消したいもの。晩酌という習慣は、日本人が見いだした素晴らしい知恵なのですね。
◎お料理に 日本酒たっぷり 身体にっこり
下ごしらえから仕上げまで、毎日の料理にふんだんに使えるのが、日本酒です。日本酒はいろいろな調味料と一体化して、素材本来の味を引き立て、身体によい成分を引き出します。たとえば、煮魚の場合、日本酒を使えば少量の塩でもうま味がグンとアップ。塩分が気になる方でも、おいしく味わえます。また、和食だけでなく、中華や洋食など他の料理にも活用できるのがうれしいところ。素材を生かしながら、うま味をプラスする。このかくれ技は、おいしさだけでなく、健康もバックアップしてくれるのですね。