「明石の昼網と旬の酒を楽しむ会」を開催しました
美味なる食材の宝庫、地元兵庫県の食材に
スポットをあてたイベント「ひょうご美食の会」。
第3回目のテーマは、「明石の昼網」です。
「明石鯛」や「明石蛸」などあまりにも有名な明石浦は、
日本でも有数の良港のひとつ。
その明石浦の漁協で「明石の前もん」の普及にあたられた
冨永 忠さんを迎えて、「魚」の本当に美味しい食べ方や、
魚をより美味しく食べる方法・・などなど楽しいお話とともに
蔵出しのお酒をお楽しみいただきました。
熱く語る冨永さん。話すたびに会場からは「へえ〜」「そうなんだ〜」
という声が。
会場には天然鯛、冷凍の養殖鯛と常温の養殖鯛が
並び、まずは「魚の見分け方」をお勉強。
天然ものと養殖ものでは色が全く違い、
天然ものは本当にキレイな桜色をしてました。
続いて味比べ。見た目と同じくらいはっきりとした違いが。
冷凍ものは、水っぽくてゆるーい味わい。天然ものは、
身がしっかりとほど良い旨みがあって味オンチな私でも
分かりました(笑)
合わすお酒は「純米酒 御影郷」と「本醸造 匠」の二種。
魚の繊細な味わいを知っていただくため、香りの強い
吟醸系のお酒ではなく落ち着きのあるお酒をチョイス。
つけ醤油に少しお酒をたらすとあまり美味しくない魚も
美味になるとか。おそるべし日本酒・・・
もち海老の唐揚げ。日本酒と味わうのであれば、そのままか
塩をつけて。ビールだと少し胡椒を添えると美味だとか。
当日しめた魚と3日前にしめたものとの
食べ比べもありましたが、素人のわたしでもはっきりと
分かるほど、3日前のもののほうが旨みがあって
美味しく感じました。
「新鮮だったらいい」というものでもないようで
旨みを引き出すために熟成させるという点では
魚もお酒も一緒なんですね。