神戸酒心館

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ミシュランシェフと日本酒の饗宴が開催されました

さかばやし

フランスのコンク村にあるミシュラン一つ星のオーベルジュ
「ムーラン・ド・カンブロン」のオーナーシェフ、エルヴェ・ビュセ氏の料理を
日本酒に合わせてお箸で楽しめるという「食」の交流がさかばやしで開催されました。
全ての料理が福寿の日本酒とうまく調和し、素晴らしい出会いだと好評でした。
世界遺産の聖地サンティアーゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道中の村として、
又、フランスの最も美しい村のひとつとも称されるコンク村。
彼の料理ひとつひとつが、まるでコンク村を旅しているかのようです。
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まず最初は、メニューに無かったシェフのサプライズメニュー
「シェフの思いつきホタテのキャラメリゼのポタージュとアヴェロンのパスカード」
ホタテの濃厚なスープです。パスカードとは、フランスのピザのこと。伝統的な料理で、たまねぎと生ハムが入っています。
そして食前酒は、淡いおりの入った発泡純米酒「あわ咲き」が春の訪れを感じさせます。
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次は前菜の季節の野菜サラダ「庭の野菜畑」
ぷるっとした暖かいドレッシングは豆乳と豚の背脂とオリーブオイルを合わせたもの。きっとコラーゲンでぷるっと固まるのかなと女性にはうれしいものでした。
すっきりとした大吟醸は白ワインと錯覚。
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そしてパンは神戸のブランジェリーコムシノワから。
実はフランスで開かれるパンのコンクールで世界4位になった、西川シェフが作るパンなんです。贅沢です。
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ホタテとイカ墨のサイン「ピエール・スーラージュのステンドグラス」
さかばやしの和食器がイカ墨のサインにベストマッチ。
マンゴーソースと日本の塩(伯方の塩フルール・ド・セルらしい)が素晴らしい相性でした。
お酒は「活性にごり純米酒」生酒に刺身を合わせたりしますが、イカ墨はまろやかなのでにごり酒の旨味とよく合います。
巡礼者のシンボルがホタテ貝といわれ、メニューに取り入れられています。聖ヤコブの遺骸が船によって運ばれてきたとき、船底にたくさんの貝が付着していたことから、ホタテ貝は聖ヤコブの象徴となったようです。
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サクラマスと少ししんなりとさせたにわとこの花添え「小川の流れの淵」
にわとこの花は白から黒に変化するそうで、白いソースは花の色です。(黒いソースもできるらしい)グリーンのソースはアスパラとクールジェット(ズッキーニ)のスプーマ。
星をとるシェフならではの技、花の香水みたい!うっとりする香りです。
福寿の伝統的な純米酒「超特撰純米酒」の力強い旨味に合わせて味付けをかなり控えめにし、香りを強くされているところが関心した品です。
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但馬牛のブルギニョン・ミレニアムと緑のアリゴ「オブラック」
メインディッシュは兵庫の特産但馬牛。アリエルという香草で色付けしたじゃがいものピューレが付け合わせに。
三年熟成の「生酛純米酒」が出されました。
ここでコンク村の赤ワインも出され、スパイシーなカベルネフラン主体のワインでとても美味!
お客様の中には生酛純米酒のほうが合うと称賛のため息が。。。改めて日本酒の奥深さを感じていただけたと思います。
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最後はデザート、神戸2010ヴァージョンシューケーキ「コンク」
マロンクリームの入ったシューケーキにチョコレートをかけていただきます。
(生クリームとリンツチョコのソース)
お酒は「丹波の帰木農場の無農薬米で造った福寿純米生酒」熟成しているので甘さも増してきています。ポートワインみたいでデザートに合います。
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もうひとつチョコのデザートが出されました。
もうお腹いっぱい。。。
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酒ソムリエの湊本が選んだ今日の福寿をずらり!このイベントを通じて日本酒のファンが増えたと思います。
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次の日は朝から婦木農場の畑を見に行かれた後、酒心館に戻ってこられ、蔵見学をされました。
朝早くから仕込みをし、慣れないさかばやしの厨房でたくさんの料理を作ることは大変な苦労だったと思います。日本の文化にも興味を持ってもらえたようで、再び足を運んでいただいたことに感謝しています。
事業部 藤生安津子