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8月のうまいもん/婦木農場の夏野菜

さかばやし今月のうまいもん

IMG_4546s魚や肉など他の食材にも負けない婦木農場の野菜

 世の中は、健康志向で「野菜を摂りましょう」というフレーズをよく目にします。毎日の食事の中に野菜を意識して取り入れているご家庭も多いのでしょうが、厚生労働省の「健康日本21」によると、成人の一日当たりの摂取量は350g以上を目標としており、この数字を目にしただけで「それは無理」との声も聞こえて来そうです。それを補う意味で野菜ジュースが売れていますが、これを飲んだからといって摂取量が足りているのかと問われれば、いささか安心しきれないと思うのは、私だけではないはずです。やはり三食で野菜をきちんと摂るのがベターなのでしょう。
 野菜ほど作る人や土地によって味わいが違うものもないかもしれません。先日、「さかばやし」恒例の 「婦木農場の夏野菜」をテーマにした旬の会を催しましたが、流石は婦木農場が作る野菜は、味もよく、野菜ベースの会席料理にも関わらず、参加した方々が絶賛し、皆でその味を堪能しました。特に造りで供していた生野菜(細人参・ヤングコーン・はす芋・茗荷)は、同じ皿に載っていた鰹・鯛・太刀魚に負けない存在感で、食した人も「生の人参がこんなに美味しいなんて!」と感嘆の声を挙げていたほどです。「さかばやし」では、日頃から婦木農場と懇意にしている関係上、意識して旬の素材を直に仕入れし、料理に用いてきました。前述の「旬の会」も年に一度は、婦木農場の野菜をテーマにして催していますし、「今月のうまいもん」でもその野菜を取り挙げ、料理に積極的に使って来た経緯があります。ここ数年は、実りの秋に絞って婦木さんの野菜を今月のうまいものとして直に仕入れをして来たのですが、「たまには夏野菜にスポットを当てよう」と、今年は、8月のうまいもんとして取り挙げてみました。
 婦木克則さんが営む婦木農場は、1.5haの土地に年間約100種類もの野菜を産する、まさに都市近郊型の典型。今でこそ無農薬野菜・有機野菜は一般的に知られるようになりましたが、婦木克則さんが始めた約30年前は、まだまだ効率主義全盛の時代で、農薬を仕入れて使うのが当たり前だったのです。そんな時代の流れに逆らうような形で、婦木克則さんは、農薬を用いず、安心安全な農業を推進して来ました。まさに時代の先駆けで、今では消費者のニーズがようやく婦木農場に追いついて来たと言っても過言ではないでしょう。
 婦木農場のHPを検索すると、まっ赤な露地トマトが籠に山盛りになって映っています。ミニトマトもそうですし、万願寺唐辛子やトウモロコシも美味しそう。兵庫県の農林関係者の話によると、「春日町で獲れる茄子は美味だ」そうです。ましてや婦木農場の茄子は、なおさら。味がしっかりし、昔食べていた茄子の味わいがします。婦木さんに夏の産物を挙げてもらうと、カボチャ・キュウリ・玉葱・じゃが芋・まくわ瓜・トマト・茄子・ピーマン・冬瓜・紫蘇だとのことで、「8月には自家製醤油の仕込みも行う」そうです。加えてスイカが真っ盛り。丹波の暑い夏に食す、婦木農場のスイカは甘くて美味しいと評判を呼んでいます。
 ところで、前述したように「さかばやし」では、婦木農場で収穫された夏野菜を直に仕入れし、会席料理の一部や一品料理でお楽しみいただけます。野菜は、「土地と人が肝心」なるフレーズを実感するためにも一度、「婦木農場の夏野菜」をご堪能ください。

(文/フードジャーナリスト・曽我和弘)
2022年8月

料理長おすすめ「婦木農場の夏野菜」の一品料理
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※おすすめの一品は事前のご予約にて承ります。
※価格は税込価格です。
※写真はイメージです。

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