CSR

“CSRへの取り組み”

  • TOP
  • >
  • CSR
  • >
  • 酒造りを通した持続性のある仕組みづくり

酒造りを通した持続性のある仕組みづくり

ACTION 01高品質な酒を安定的に醸造する仕組み

2007年、杜氏の引退を機に、社員だけの酒造りをスタートしました。

従来、各工程の温度管理、循環水などの運転状況は、ベテラン杜氏による熟練の経験や技術によって成り立っていましたが、杜氏の高齢化や後継者問題などから、先々もずっと高品質の酒を造るための決断でした。
社員杜氏制度を採用するにあたり、杜氏が行うあらゆる作業のデータを数値化し、誰がどの工程を担当しても失敗がないように工夫を重ね、杜氏の技の再現を目指しました。こうしたデータを蓄積し、いまではスマートフォンを使ったモニタリングシステムにより遠隔制御を可能としています。これにより通年生産による設備稼働率が向上し、省エネにも貢献できました。また、監視のための残業や夜間・早朝勤務を廃止することができ、醸造期間中の働き方改革にもつながっています。現在は、ベテランの社員杜氏が若手に伝授しながら、より良い醸造環境を整えています。

工場省エネのノウハウについては、環境経営の知見が豊富な企業と連携し、共同で省エネ診断を実施しています。


ACTION 02酒造りのイノベーション「たらい麹造り」

2最高級の大吟醸に用いる麹に「たらい麹造り」を導入しています。

適切に温度を上げながら、麹の水分を効率よく飛ばすために、プラスチックの容器を使用することで、麹による自然発熱と麹の水分蒸発が同時に行われ、高グルコース活性の麹を得ることができます。

従来、高度な知識と経験が必要だった大吟醸の麹造りにこの画期的手法を用いることで、高品質な麹を安定して造ることが可能となりました。

たらい麹造りイメージ

<プラスチックボックスを利用した「たらい麹造り」>


ACTION 03環境保全と生物多様性への配慮

六甲山の水、土、風、実り— 福寿のひと雫は、六甲山の恵みの結晶です。こうしたかけがえのない自然の恵みに感謝を込めて、「福寿 純米酒 御みかげごう影郷」の売上の一部を兵庫県緑化推進協会に寄付し、六甲山の環境保全活動を応援しています。

また、地元の食を支える企業として、「福寿 特別純米 コウノトリ育むお米 コシヒカリ」の売上の一部を、兵庫県・豊岡市の「コウノトリ基金」に寄付し、コウノトリの野生復帰事業を支援しています。

環境保全と生物多様性への配慮イメージ

<兵庫県緑化推進会感謝状の贈呈>


ACTION 04お客さま、従業員、地域住民の皆さまの安全への配慮

醸造棟である5階建ての「福寿蔵」は、マグニチュード8級の地震に耐えうる、日本でも数少ない免震構造の蔵となっています。阪神大震災の教訓を生かし、大地震によって津波警報が発表された場合に、お客さまや従業員の生命を守るために、5階へ一時避難することができます(避難可能人数:86人)。

また、貯水槽の容量は72,000リットルで、災害時においても継続的に飲料水を供給することができます(1日あたりの摂取量を約1.5Lとすると1日100人分で480日分)。


ACTION 05「宮水」の保全活動

日本酒のおよそ80%は水で占められています。神戸酒心館が造るお酒は、六甲の山河をわたり、運ばれてきた「宮水」を仕込水に使用しています。

酒造りにおいて大切な「宮水」を守るため、地域コミュニティの協力のもと土木工事の影響を最小限にとどめるよう、灘五郷酒造組合「水資源委員会」や、「宮水保存調査会」に参加して水資源管理を徹底しています。


ACTION 06節水技術の積極的な導入

洗米工程において、ジェット式気泡技術を採用した節水型設備を導入したり、洗瓶工程において、使用する水を一部再循環させる方式を採用するなど、節水活動を進めています。

2010年からの7年間で、生産量3倍に対し、水使用量の増加を35%に抑えています。

節水技術の積極的な導入<イメージ

<ジェット式気泡を利用した洗米の様子>


ACTION 07ビン(ボトル)の再資源化

ボトルデザインは、ブランド価値を高め、商品の購買を左右する重要な因子であるとともに、製品の保存性を高めることで品質を担保します。一方、再生できない色ビンなどは燃えないゴミとして環境に負荷を与えています。

神戸酒心館では、従来、デザイン性とUVカット性を兼ね備えたブルーコバルトビンを使用していましたが、再生可能な透明ビンに静電塗装を施すことで従来品同様の性能を維持しています。これにより、年間45万本のビンがリサイクル可能となりました。

ビン(ボトル)の再資源化イメージ

<「福寿 純米吟醸」で使用する静電塗装された透明ビン>


ACTION 08最先端設備導入を通じた環境対応と生産性の向上

たらい麹造りや、酵母の特性を最大限活かすことができ活性も均一な高こうおんとうかもと温糖化酛の導入、社員による「品質とイノベーションの両立」が図られた結果、生産量が大きく増加しました。

一方、生産増による環境負荷を考慮し、2013年に新冷媒を採用した冷凍機、2014年には空調設備、2015年にはジェット式気泡タイプの洗米機といった醸造設備を新たに導入することで、2017年度のCO2排出量およびエネルギー使用量は2010年度比12%減、エネルギー原単位については70%減とするなど、エネルギー効率ならびに水の利用効率の改善につなげています。


ACTION 09エネルギー使用量の推移

年度 2010 2014 2015 2016 2017
醸造量(L) 158,678 415,906 463,609 459,048 479,786
生産数量比率(指数) 100 262 292 289 302
電力量(kWh) 1,197,098 1,099,039 1,070,318 1,030,997 1,033,349
都市ガス(m3) 74,641 78,275 72,116 60,696 69,660
エネルギー量(kL) 388 368 353 330 341
CO2排出量(t-CO2) 826 780 751 703 725
水(市水)使用量(kL) 19,475 25,247 26,122 26,340 26,340
エネルギー原単位 2.4 0.9 0.8 0.7 0.7

TOPへ