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丹波婦木農場の有機秋野菜と秋酒を楽しむ会<終了いたしました>

旬の会さかばやし

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丹波春日町にある「婦木農場」では、牛を飼育し、その肥料を使って
野菜やお米を育てるという昔ながらの農業を営んでおられます。
手間と時間を惜しまず無農薬で育てられた、採れたての有機野菜と
秋酒をご堪能ください。
婦木さんのお話を伺いながら味わう、太陽の恵みをいっぱいに浴びた
元気な有機野菜のお料理は格別です。
<献立>
先付 黒枝豆湯がき
吸物 蕪すり流し 天然明石鯛酒蒸し
造り 造り二種 人参の造り 
主菜 朴葉味噌焼き 大根 里芋 人参 ほうれん草 神戸ビーフ 丹波栗 椎茸
箸休め 黒枝豆すくい豆富
揚物 里芋雲丹い込み揚げ出し
酢物 おじろ鹿たたき
食事 丹波栗御飯
止め 赤出汁
香の物 有機野菜の漬物
水菓子 柿 丹波渋皮栗煮 生クリーム掛け
平成26年10月30日(木) 18:30〜
お一人様 7、000円(税込) ※料金にはお飲み物も含まれます。
【限定30名様】
野菜の本当の旨さを知っていますか?
婦木農場で丹精込めて作られた安心・安全の野菜達
 丹波市春日町で代々農業を営んでいる婦木克則さん。雑誌でもよく紹介されている「婦木農場」を経営しており、殊に無農薬農法では知られたファーマーです。「婦木農場」では、米づくりや野菜づくりをし、乳牛を育て、鶏を飼っています。婦木さんは「昔ながらの農家を、今もやっているだけ」と謙遜しますが、その“昔ながら”のフレーズをなかなか口にできる農家は少ないのです。
 婦木さんが農薬を使わない栽培法を知ったのは、30年ぐらい前のこと。当時は大規模農法や効率化が叫ばれていた時代でした。そんな頃から「人の口に入るものだから安全・安心な作物でなければいけない」と無農薬栽培に取り組んで来ました。「婦木農場」では“今、農村は面白い”と謳い、農家と農村の暮らしを丸ごと体験できる施設「農家体感施設◯(マル)」をオープンさせています。そこでは宿泊もでき、すっぽりその身を農村に置くことができるのです。勿論、そこで食するものは、婦木さんが育てた旬の野菜や米。基本的には無農薬で育てたものが中心で、できにくいものでも減農薬野菜にしているそうです。中でも米は、紙マルチと呼ばれる手法を採用。除草剤を用いず、段ボールの古紙を敷いて田植えを行います。60〜70日すると、その段ボールが溶けてなくなり、稲が育っていくそうです。
 一口に無農薬農法といってもそれを行うのは難しく、30年ほど取り組んでいる婦木さんだから上手く実践することができるもの。その苦労たるや、並大抵のものではないと察知できます。「婦木農場」では、米が一番多く、その中には糯(もち)米や酒米も含まれているそう。トマトも沢山収穫され、秋にはこの地域ならではの黒豆や大納言小豆はもちろんのこと、さつまいもや里芋、大根、キャベツ、人参、ブロッコリー、それに早生の白菜ができるようです。婦木さんが農村暮らしを体験できるような農場を運営するのは、少しでも農業というものを身近に感じてもらいたいがため。なので宿泊者は、婦木さん夫妻といっしょにご飯を食べながら、農業の話をしたり聞いたりできるようになっています。そこで供されているのは、その時その時に穫れた旬の野菜達。「シンプルですが、その野菜にあった美味しい食べ方がある」と婦木さんは話します百聞は一見にしかずというけれど、それを口に入れた時、まさにカルチャー・ショック的な驚きが得られます。自然の力で育った野菜は甘く、旨みもあり、スーパーなどで売っている一般のものとは雲泥の違いがあるのです。
 そこで、この野菜の旨さを知ってもらおうと、「さかばやし」では10月30日(木)18:30〜に、「旬を堪能する会」を開き、婦木農場で収穫された旬の野菜を用いた食事会を行うことになりました。無農薬で丹精込めて作られた野菜が、上級の肉や魚に勝るとも劣らぬということをぜひ自身の舌で確かめてみてください。
                                    
                                    文 曽我和弘
<プロフィール>
曽我和弘(フードジャーナリスト兼編集者)
 雑誌「あまから手帖」に籍を置いたのをきっかけで食に関する執筆を数多く手がける。独立後は、雑誌・書籍などの編集を行う傍ら、幅広い食の知識を用いて飲食店をもプロデュースし、多くの人気店を世に出してきた。著作には「関西風味の本」「瀬田亭の魔法のソース」「おはよう朝日ですの本」「新婚さんいらっしゃい、雑誌になってもいらっしゃ〜い」「カレーライス3/5」などがある。

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